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お正月飾りの処分の方法とは?タイミングや注意点についてわかりやすく解説

お正月飾りの処分の方法とは?タイミングや注意点についてわかりやすく解説

お正月飾りは新年に歳神様を迎えるため、目印として飾るものです。おおむね大晦日の数日前から、年が明けて神様がお帰りになるまでの期間に飾られます。全国、地域によって特色が異なり、飾りの種類や期間なども多種多様です。
また、しめ飾りには歳神様への道標として門や戸口に飾るもの、あるいは神前に飾るものなどがあります。似たようなものに、洋風の家やアパート、マンションの玄関にもマッチし、室内に飾ってインテリアとしても楽しめるリースがあります。これは、しめ飾りをアレンジしたものです。
ただし、こうしたお正月飾りは適当に処分してはいけません。本記事では、お正月の行事にのっとった処分方法をご紹介します。いつ、どのように処分すれば良いのか、お正月を迎える前に確認しておきましょう。

目次

  • 1.

    お正月飾りの種類や意味

  • 2.

    処分のタイミング

  • 3.

    処分方法

  • 4.

    自宅で処分する際の注意点

  • 5.

    まとめ

お正月飾りの種類や意味

処分方法

お正月飾りには、いくつかの種類があります。例えば玄関などに飾られる「門松」は、歳神様に迷わず来てもらうための目印です。そして「しめ縄」は、その場所が歳神様の訪れるのにふさわしい、神聖な場であることを示します。主に玄関や床の間、神棚などに飾られることが多いでしょう。
一方、「鏡餅」は歳神様の拠り所です。飾る場所は、鏡餅の大きさによって異なります。大きいものは床の間などに、中くらいのものは神棚や仏壇などに、そして小さなものは台所やトイレなどに飾られるのが一般的です。鏡餅を食べることによって、新年の幸福を歳神様から分け与えてもらえるものとされています。

処分のタイミング

処分のタイミング

お正月飾りは、松の内の後に処分を済ませるのが習わしとされています。ただし、地域によっては松の内(正月事始めから歳神様がお帰りになるまで)の日取りに違いがあるので注意しましょう。例えば関東地方は1月7日の七草がゆを食べた後に片付けるのが一般的ですが、関西地方では1月15日までという場合が多く見られます。
また、お正月飾りの種類によっても処分時期が異なります。基本的には、その土地の習慣に従うことが望ましいでしょう。

処分方法

処分方法

地域の神社などで「どんど焼き」「左義長」が行われている場合、取り外したお正月飾りを持参してお焚き上げしてもらうのが一般的です。これにより、歳神様が天へお帰りになるとされています。もし「どんど焼き」「左義長」のタイミングで神社に行くことができなかったり、捨て忘れてしまったりしても、神社にある「古札入れ」に入れて別日に処分を頼むことは可能です。ただし、この場合にはビニール袋などではなく、紙に包んでから入れましょう。
ただし、近くに神社がなかったり、あってもお正月飾りなどを納められなかったりすることもあるでしょう。その際には、自宅で燃えるゴミとして出すことが可能ですが、お正月飾りは縁起物なので、きちんとした手順に従って処分しましょう。

自宅で処分する際の注意点

自宅で処分する際の注意点

ご自宅でお正月飾りを処分する場合は細かく分解し、白い布や新聞紙を広げて紙の「右・左・中央」と塩を振ってお清めします。その後、お清めした紙にお正月飾りを包み、新しいゴミ袋に入れて燃えるゴミの収集日に出しましょう。その際にお正月飾りによっては、例えば針金など燃えないゴミが含まれていることもあるでしょう。そのため、事前に不燃ゴミが含まれていないか確認して、必要に応じて分別することも大切です。
また、お正月飾りは自宅で燃やして処分することもできますが、煙や臭いが周囲の迷惑にならないよう注意してください。地域によって処分方法の規定が設けられていることがありますので、お住いの自治体にゴミの処分方法を確認しておくと安心です。
お正月飾りの中には、破魔矢のように1年間飾ることができるものもあります。それらは玄関や神棚などにお正月以降も飾り、1年ごとに新しいものに交換して、その際に古いものを処分してください。処分方法は前述したお正月飾りと同じです。

まとめ

お正月飾りは、歳神様をお迎えるすための神聖なものです。本記事でご紹介した内容を参考に、適切な方法とタイミングで正しく処分しましょう。神社などで処分してもらうことも可能ですが、難しければ自宅で燃えるゴミとしても処分できます。
お正月飾りは毎年使うものなので、処分せず使い回そうと考える人がいるかもしれません。しかし、使い回しは歳神様に失礼な行為とされるため、基本的に1回飾ったものは処分してください。破魔矢だけは1年間にわたり飾っておけますが、やはり年の移り変わりと共に新しいものに交換が必要です。

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