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海外旅行に行った気分に!世界のお正月事情を徹底解説(アジア編)

海外旅行に行った気分に!世界のお正月事情を徹底解説(アジア編)

お正月は家族で過ごすという日本の年末年始の当たり前は、海外では違うかもしれません。1月1日ではなく1月下旬から2月中旬の旧正月を大々的にお祝いする国もあれば、年に一度だけでなく数回祝ったり、国家を挙げてお祭りのように盛り上がったりする国もあります。

食事も国によって独自の習慣があり、お正月ならではのさまざまな料理が食卓に並びます。そこで今回は、世界の中でもアジア圏の年末年始やお正月の過ごし方や食事などを紹介します。

目次

  • 1.

    お正月という文化の始まりは?

  • 2.

    世界各国のお正月事情と過ごし方

  • 2-1

    中国

  • 2-2

    韓国

  • 2-2

    タイ

お正月という文化の始まりは?

お正月という文化の始まりは?

お正月文化の始まりがいつ頃かについては諸説ありますが、仏教が日本に伝えられた6世紀半ばより以前から続いている行事ではないかと言われています。お正月は前年をつつがなく終えられたことに対して感謝を示し、新しい年が豊かになるように、豊穣の神である「歳神様」をお迎えする期間です。

お正月の期間は一般的に1月3日から1月7日までとされており、3日までを「三が日」、7日までを「松の内」と称します。歳神様を迎える準備は前年の大掃除から始まっており、お正月飾りの門松は歳神様の目印として、しめ縄は清浄な場所であることを知らせるためのものです。

正月と旧正月の違い

日本では現在、「新暦」と呼ばれる太陽暦を使用しています。新暦は太陽の周囲を地球が何日で1周するかをもとに設定された暦のことで、1年間で365日と約6時間です。4年に1回閏年があり、その年だけは1年が366日になります。

一方で、旧暦(中国暦)は新月から次の新月に満ち欠けするまでの29.5日間を採用して暦を設定しており、1年間を354日間として計算します。この計算方法では3年間で1ヶ月日にちが少なくなるため、3年に1度だけ13ヶ月ある年が存在します。

日本では新暦の1月1日を新しい年の始まりとして祝いますが、新暦に切り替わった今でも、旧暦の1月1日を「旧正月」として祝う国もあります。中国をはじめとした中華圏ではとても重要な祝日にあたり、国中を上げて盛大に祝われます。アジア圏の複数の国で数日間にわたる祝日として扱われ、旧正月の期間は国民総出で休みを取ることがほとんどです。

世界各国のお正月事情と過ごし方

世界各国のお正月事情と過ごし方

日本では1月1日からお正月を祝い、正月飾りを飾ったり、おせちを食べたりする習慣があります。しかし、海外に目を向けるとお正月の迎え方や食べる料理は実にさまざまです。ここでは、世界各国のお正月事情と過ごし方について紹介します。

中国

中国における「お正月」は、日本とは異なり旧正月のことを指しています。「春節」と称される場合もあります。春節は毎年特定の日付が決まっているわけではなく、一定の範囲内で変動するのが特徴です。通常は1月の下旬から2月の中旬の間で変動し、その期間内で約1週間前後の休暇を取るケースが多いです。

春節の過ごし方は各家庭によってさまざまですが、海外旅行に出かける一家も少なくありません。最近では春節を利用して日本に訪れる方も増えてきたので、日本国内でも春節に備えて営業に力を入れている観光地もあります。海外に渡航しない場合は、故郷に帰省して家族や親族と一緒にお祝いする割合が高いです。

また、中国では「大きな音が怪物を追い払った」という伝承から、お祝い事がある日に爆竹を鳴らす慣習があります。特に重要なお祝いである春節に盛大に爆竹が鳴らされることは世界でもよく知られており、その光景を一目見ようと観光に訪れる方もいます。

お正月の食事

中国は国土が非常に広いことから、地域によってお正月の食事にも多少の違いがあります。全般的には大晦日に家族で作った餃子を元日に食べる家庭が多い傾向にありますが、北京など一部の地域では、1月1日ではなく、大晦日に食べる場合もあります。餃子にナツメや落花生、貨幣などを包んでおき、当たった人は幸運を手にしたり、健康でいられたり、富を得られたりすると言われる運だめしをする家庭も見られます。

また、年糕(ニェンガオ)と呼ばれる正月もちもお正月の定番のひとつで、ほとんどの地域で食べられています。前日の大晦日には、大きな魚も欠かせません。魚料理は一度テーブルに置いたら動かしてはいけないなど、中国ならではの独特の風習もあります。他にも春巻や団子など、さまざまな料理が中国全土で食べられています。

韓国

韓国のお正月は「ソルラル」と呼ばれ、中国と同じ旧正月に催されます。韓国では家族のつながりを大切にする文化が根付いており、元日には親族を訪ねて挨拶回りをする「セベ」と呼ばれる行事や、先祖をまつる「チャレ」という祭事が行われます。ソルラルの際には気持ちを一新する意味合いで、「ソルビム」と呼ばれる新しい衣服を着用するのが恒例です。

韓国では年が明ける一週間ほど前からは百貨店で新年の贈り物を求める人が増え、年末には食料品の買い出しで訪れる人で市場が活気に満ちています。帰省ラッシュで国内の主要駅は大混雑し、故郷へ向かう人々であふれかえるのも毎年の光景です。

お正月の食事

韓国で食べるお正月料理は「セチャン」と呼ばれます。中でも「トック」という日本のお雑煮のような料理は欠かせません。日本のお雑煮は地方によって作り方が少しずつ異なりますが、韓国でも地域差が見られます。例えば、出汁は牛肉で取る場合もあれば、煮干しを使う場合もあります。お餅だけの家庭もありますが、「マンドゥ」と呼ばれる韓国の餃子を入れる家庭も少なくありません。

野菜やお肉を揚げ焼きにした「ジョン」や、おもてなし料理の「チャプチェ」も食卓によく並びます。韓国では「先祖の霊は刺激物を好まない」という考え方があるため、にんにくや唐辛子などを正月料理に使うことはできません。そのため、辛みのある刺激物を使用せずに卵や小麦粉を使って衣を付けたジョンがよく作られます。

タイ

タイは中国に近く、世界中のあらゆる地域から観光客が訪れるため、アジア圏の複数の文化を混ぜたような風習が特徴となっています。特に他国と異なるのは新年を祝う回数で、タイでは日本と同じ新暦の1月1日と、新暦で言う1月下旬から2月中旬に訪れる旧正月、タイに独自に存在する4月の旧正月の合計3回新年を祝います。

特に4月の旧正月は「ソンクラーン」と呼ばれ、タイではもっとも盛大に祝われます。タイの人々はこの期間に長期の休暇を取り、国を挙げて大々的にお祭りが催されます。中でもチェンマイやプラパラデーンで開催されるお祭りは規模が大きく、毎年大変な盛り上がりを見せています。ソンクラーンは「水かけ祭り」としても有名で、通行人同士が大量の水をかけあう行事を目当てに訪れる観光客も多いです。

お正月の食事

ソンクラーンの時期になると1ヶ月間ほど有名料理店やホテルなどに登場するのが、「カオチェー」と呼ばれるタイの宮廷料理です。水を少なめにしてタイ米を固めに炊き上げ、ジャスミンの花で香りを付けた後、ジャスミン水に浸して食べる料理など、日本ではあまりお目にかかれないメニューが並びます。盛り合わせには干した豚肉や小エビの塩漬けを発酵させて揚げたものなど、一風変わった料理が用意されています。

カオチェーはラーマ5世の時代に生まれたとされており、猛暑で食欲がなくても食べやすい料理を提供するために考案されたと言われています。カオチェーは準備に非常に手間がかかるので、専門店を除けば高級料理店に属する店舗でしか取り扱っていない場合がほとんどです。一般的なメニューに比べると、価格も比較的高めに設定されている傾向にあります。

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