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お正月飾り、門松、しめ飾り、鏡餅の意味とは?しめ飾り作りにもチャレンジ

お正月飾り、門松、しめ飾り、鏡餅の意味とは?しめ飾り作りにもチャレンジ

年の瀬になるとスーパーやホームセンターなどでお正月飾りを見かけ、「新年の準備をしなくちゃ!」と思う人も多いでしょう。 でも考えてみたらなぜ、お正月には、門松やしめ飾り、鏡餅などのお正月飾りをするのでしょうか?今回はそんなお正月飾りの意味や、簡単にできるしめ飾り作りについてご紹介します。

目次

  • 1.

    お正月飾りをする意味とは

  • 2.

    しめ飾りを手作りしてみましょう

  • 3.

    鏡餅の由来と飾り方

  • 4.

    お正月を彩る縁起物の花

  • 5.

    羽子板や凧揚げ、お正月ならではの楽しい遊び方

お正月飾りをする意味とは

お正月飾りをする意味とは

お正月飾りには、「門松」や「しめ飾り」などがありますが、それぞれに意味があります。

門松

昔は、それぞれの家の歳神様(としがみさま)をお迎えするのに、目印として家の角に松飾りをしました。それが門松の始まりです。また、門松の松は「祀る」に由来する樹であることや、寒さが厳しい時にも青々とした葉をつけていることから、「不老長寿」「生命力」「繁栄」を象徴するものとされていました。 門松は基本、「松・竹・梅」の3種で構成しますが、最近は一枝の松に水引を巻いたシンプルなものを飾る家が多くなりました。

しめ飾り

しめ縄は、古来より神の領域と現世を隔てる結界の役割を果たすものと考えられてきました。 しめ飾りは、そのしめ縄に縁起物の飾りをつけたものであり「家内安全」や「魔よけ」として、縁起の良い植物、橙(だいだい)やゆずり葉、裏白(うらじろ)などが用いられます。しめ飾りや鏡餅などのお正月飾りは、正月事始め(ことはじめ)とされる12月13日から12月28日、もしくは30日に飾り、小正月(こしょうがつ)といわれる元日から1月15日まで飾っておくことが一般的です。ただし、地域や神社によっては大正月(だいしょうがつ)といわれる1月7日までのところもあります。

しめ飾りを手作りしてみましょう

しめ飾りを手作りしてみましょう

しめ飾りにはいくつか種類がありますが、簡単な作り方をご紹介しましょう。 わらは手に入らなかった場合は、百均などでも売っている紙ひも、または手芸の素材ラフィアでも代用できます。

[作り方]

  1. わら(もしくは代用品)を片手でつかめるくらいの量を、想定する必要な長さにカットし、端をタコ糸のようなもので縛ります。
  2. 端を縛ったら、分量を二等分し、2つのたばを捻りながら一つの方向に巻き上げていきます。
  3. もう一つ同じものを作ったら、端と端とを針金やタコ糸などで一つに縛り、それぞれのまき網を丸く回すようにして対になるようにリースを作っていきます。
  4. ワイヤーでしっかり円形になったリースを止めたら、好みで縁起の良い花などを巻きつけていきます。
  5. おさらい:基本はくるくるツイストするようにわらを編んでいくだけです。クリスマスに使用した松ぼっくりなどをあしらうと洋風でモダンな飾り付けになります。

鏡餅の由来と飾り方

鏡餅の由来と飾り方

もともと鏡餅というのは、天照大神(あまてらすおおみかみ)から授かった三種の神器である鏡を御神体として、丸い鏡餅を歳神様の依り代(よりしろ)とされてきたのが始まりです。丸い形は鏡を表しており、魂そのものとも考えられてきました。また、大小二段ある餅は、月と太陽や、円満に年を重ねる、夫婦和合などの意味が込められたものです。

鏡餅は、一般的に「三方」と呼ばれる折敷(おしき)に台がついたお供え用の容器に、白い奉書紙や、四方紅という紅い和紙を敷き、さらに紙垂(しで)や裏白、ゆずり葉などを敷いた上に鏡餅を乗せます。周囲に昆布や、橙、スルメ、干し柿(串し柿)などの縁起物を飾ります。

地域や家庭によってもお供え物は変わりますが、歳神様に感謝する気持ちで床の間や、リビングなど家族の集まる場所に飾ります。 また、鏡餅はひとつに限らず、複数お供えして良いとされています。それぞれの部屋の南の方角、またはその年の恵方(えほう)とされる方角にお供えします。

お正月を彩る縁起物の花

お正月を彩る縁起物の花

お正月飾りや、お正月に生ける花の代表格といえば、松、竹、梅ですが、それ以外にもどんな縁起の良い花があるのでしょうか?

千両・万両・南天

千両と万両は名前の通り、金運にまつわる縁起の良い名前であることから、南天は“難を転じる”という語呂合わせから、玄関先に置く門松によく使われています。 (南天は、ブドウのようにまとまった実をつけ高い木になることもあります。千両は、赤い実が上つきで低木になります。万両は、葉っぱの下に実をつけるのが特徴です。万両だけに重たいので下につくといわれます。)

福寿草

冬から春にかけて咲く福寿草は、「福が永久に続く」という意味からお正月に用いられています。南天とセットで用いられることも多く、「元日草」という別名を持ちます。

もともとは、不老長寿の薬として中国から日本へ伝わってきた菊。そのため、長寿を表す縁起物とされています。ただし、小菊や輪菊は、お墓まいりなどに使われる花なので避けましょう。

葉牡丹

日本では縁起の良いとされる紅白の2種類の色合いを持つことから、おめでたい時に用いられる花です。

そのほかにもバラや蘭、水仙に椿なども縁起の良い花としてお正月飾りのアレンジに使われます。

羽子板や凧揚げ、お正月ならではの楽しい遊び方

羽子板や凧揚げ、お正月ならではの楽しい遊び方

一年に一度、家族や親戚が大勢集まるお正月。最後にお正月ならではの縁起の良い、楽しい遊び方もご紹介したいと思います。

羽子板

羽子板は、女の子を守るもの(魔よけや厄払い)として初正月に贈られていました。室町時代から羽子板はありましたが、庶民の間で遊び道具として定着したのは江戸時代以降のことです。最近では、羽子板を使って遊ぶ人も少なくなりましたが、東京都の伝統工芸品として指定されています。

凧揚げ

中国で占いの道具としても使われていたという凧は、日本には平安時代に伝わりました。いつしか、男の子の出産を祝い、健やかに成長するようにとの願いを込め天高く上げられるようになったといいます。江戸時代には日本各地に伝わり、庶民にとっても凧揚げはお正月の風物詩となりました。

独楽回し(こままわし)

最近めっきり見かけることがなくなった独楽回しですが、独楽回しもその昔、中国から朝鮮「高麗」(こうらいと書いてこまと読む)を経由して日本に伝わりました。平安時代は貴族の遊びだったようですが、江戸時代には、子どもの男の子の遊びとして庶民の間にも広がっていきました。

花札(花かるた)・百人一首

室町時代にポルトガルから伝わったもので日本では貝合わせとしてペアになるものを当てる遊びです。今でいうトランプのようなカードゲームでしょうか。最近でもゲーム会社が紙の花札や百人一首を販売しており、家族や友人同士で楽しまれる方もいらっしゃいますね。

いかがでしたか?お正月に行う準備や見受けられる風景、遊びには、それぞれに意味があります。今年は手作りのしめ飾りに挑戦するのもいいかもしれませんね。お正月を迎える準備から家族で取り組み、幸多き新年を迎えられますように。

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